収穫感謝祭

明日は勤労感謝の日。
けっこう、のべぇ～っと終ってしまう祝日のように思えますが・・・・・

もともとは新嘗祭（にいなめのまつり）といって、天皇が五穀の新穀を天神地祇（てんじんちぎ）に勧め、自らもこれを食しその年の収穫を感謝する祭儀だそうで、いってみれば天皇が収穫の感謝をする祭日といえます。
結構、由緒正しい祭日（という言い方は多分的外れでしょうが・・）で、天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭は大嘗祭（おおにえのまつり）といって、一代一度限りの大祭でこれを行なうことで、新しい天皇は真の天皇になると信仰されたそうです。

何か今の祭日の、互いに感謝する日なんて意味があやふやなものになってしまって、この祝日の価値があまり感じられないのですが、日本の「四季とともに生きる心を」感じさせる祝日だったってことは忘れちゃいけないかなって感じます。


こんな日は結構あって、文化の日は元の明治天皇誕生日。建国記念日は、日本書紀が伝える神武天皇の即位日。なんてあります。元日も四方節という四大節のひとつです。

ちなみに元旦は元日の朝。お昼からは元旦じゃありません。
年賀状で1月1日の朝に届かないものと、お昼以降の書初めに元旦て書くのは厳密に言うと誤りでしょう。

小難しい話かもしれませんが、四季と節を感じることと意味を知ることは、日々を豊かに感じさせてくれるきっかけかもしれません。