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et/etboietエボワットジーンズやsabit,monogramを試着画像で紹介


SLOWSおすすめのDVDセレクション。▲をクリックすると次のリストに移動します。各DVDにはスタッフのコメントを添えました。コレクションする時、レンタルする時是非ご参考ください。

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エビスジーンズ。そりゃ笑われました。商売の同世代から先輩からも。
SLOWSのスタートを支えてくれたのはエビスジーンズでした。
当時はまだブレイク前で、エビスの本社に行ってもみんながのんびり働いていました。会社も町外れにあって、まさにファクトリーといった趣でした。

当時リーバイスなどメジャーブランドのジーンズは7800円。エビスのボリュームラインは15800円。丁度2倍です。しかしそこに込められたデティールクラフトは、3倍も4倍もありました。
だからこれは一度手に取れば納得してくれると自信をもっていました。

しかし、当初は「騙されてあげる」てな感覚でご購入いただいたり、「ポケットにペンキで描いてるだけのジーンズをありがたそうに売って・・・」とか「アパレルブランドでもないものを高い値段をつけて・・・」など中傷されたものでした。
やがてエビスジーンズのブームがやってきて幾らか認知も広がり、誤解も幾らか解けたと思いますが、振り返ればここには、今も変わらない遊び心とその裏腹にある真剣さというものを受け入れがたい風土が特徴なのかもしれません。

何か新しいビジネススタイルであっても、普及した後に取り組みはじめ、オリジナリティに欠けていたり、若い新しいアイディアに対する応援姿勢が消極的であったりするのは、そういった地域性なのかもしれません。
頑固なまでのこだわりは、時代がどう変わっても人々の満足につながります。しかしそれをどのようにプレゼンテーションしていくかということは、時代の流れに応じて表現方法を変えていく必要があると思います。
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ちょっと肌寒くなりました。
私は年中毛皮を着とりますが、皆さんは色々隠さないと寒いんでしょ(∩_∩)
人間の歳でなら40歳を超えたわけで、まぁ働き盛りと呼ばれる年代ですが、私らの業界は好奇心も失せて日中は眠たくてしょうがない年代になっております。
追伸:若干モバイルサイトリニューアルしました。
スロウズモバイルサイト

最後の波の音 (文春文庫)

SLOWSがスタートした頃はちょうどバブルがはじけたばかりという頃でした。それでもまだその余韻はあって、ちまたはすぐに元に戻るという幻想を持っていたと思います。
洋服の世界も、品質の高いモノが一杯でした。というかある程度品質がないと駄目という感じで、中国や韓国製というのは、消耗品的なものでしか通用しませんでした。

スエットにしても複数の色を掛け合わせて、オリジナルの色をどのメーカーもだしていたし、フライスの伸び具合をわきまえてボディとバランスよく縫い合わせたり、今では忘れ去られたような作る人の着る人への心遣いがちりばめられた商品でした。しかし多くの商品が(Tシャツにいたるまで!)繊細になりデリケートな商品ばかりになって、クリーニングで扱うものとなっていったので、家で洗えるセンスのよい洋服を提案していきたいと思ってSLOWSがはじまりました。

戦国時代、お城専門やお城修理専門の大工さんがいたそうです。江戸時代になりそういった人はいなくなりました。築城されることはないし、幕府に睨まれたくなかったら修理したくてもできなかったからだそうです。

今はマーケティングで、ただ金もうけのためだけに洋服を売る会社が元気な会社と呼ばれます。
どれだけCMでイメージ戦略しても、私には商品を手に取れば、ただの金儲けの部品としてしか感じられません。今のような流れが終わったあと、まじめなものつくりの職人さんは淘汰され、何が残るんだろう・・・。
価格重視で競争するあまり、今まで世界の人たちがあこがれた日本の良さを失っているのかもしれません。

何かを得れば何かを失う。数千年繰り返された世の中の道理からすれば、確実に大切なものを失っていることは間違いないようです。
最後の波の音 には今を大切に見つめる言葉が詰まっています。


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